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羽根講座

    アカゲラ

 Uさんによる「羽根講座」も7回目。午前中の稲荷山探鳥会からそのまま参加された方を含めて16名が参加されました。今回のテーマは、一部は支部報6月号にも掲載したキツツキ類の羽根や骨。Uさんのコレクションがすごいのは、羽根だけでなく、脚やくちばし、舌も標本にされているところ。アオゲラの標本には、長い舌やくちばしも貼り付けてあります。

 くちばしの付け根にある鼻の穴には、木をつつく際に木くずが入らないように剛毛が生えている。舌の先にはネバネバの粘液があって虫が捕獲しやすく、しかもアルカリ性なので蟻酸を中和する。など、鳥の遺体を解体する人でないと得られないような解剖学的な知識が次々に披露されます。

    オオアカゲラ

 キツツキは林内の狭い範囲で採餌するので遠くに飛ぶ必要がなく、翼は短腕・円翼型。遠距離が飛べないので、本州のキツツキは北海道に分布せず、北海道のキツツキは本州に分布しない。キツツキは木の幹を下から上へ登るので尾羽が発達しているが、ゴジュウカラは上がったり下がったりするので尾羽は短い。というような翼や羽の形状による生態の話も聞かせていただきました。                                室内例会 2018年5月4日 K.S wrote

          キバシリ

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