メニュー 閉じる

里山の冬鳥を見よう

 寒い日が続くのに近鉄丹波橋駅には27名が集まりました。うち1名は他支部会員ですがおなじみの方、一般参加者は5名でした。今シーズン、このコースは例年より鳥が少なく、1週間前の下見のときも低調でした。

 歩き始めてしばらくは、心配したとおり鳥が少なく、目玉のオシドリもいません。たまに何か出てもごく一部の人しか見られず、正直困ったなあという感じでしたが、桃山御陵まで近づくと頭上を多数のツグミが飛び交い始めます。桃山御陵前の広場では次第に晴れてきて、青空をステージに猛禽(きん)ショーが始まりました。ノスリ、ハイタカ、オオタカが何度も現れ、同時に計6羽が飛び回る瞬間まであって、飽きることがありません。皆さんの満足した様子を見てひと安心。そうこうしているうちに予定時間をオーバー、あわてて引き返します。
 帰り道では、カラの混群、ウグイスとルリビタキが見やすい所に姿を見せてくれました。伏見桃山城の天守閣前で第一次鳥合わせ。昼食の時間を利用して、Uさんの羽根のコレクションを拝見。今見たばかりのノスリとオオタカの翼の羽根もあり興味をひきます。

 残った15名ほどで午後の部をスタート。城内でアトリ、トラツグミを見た後、北堀公園に。ここでびっくりの事態になります。青いルリビタキ♂を発見して、スコープに入れようとしていると、後方からレンジャク発見との声。あわててそちらにスコープを向けると、遠くの木にレンジャクの小群がいます。近くに移動して確認すると、なんとすべてキレンジャク。15羽ほどいたようです。最後にルリビタキを観察しなおして、大盛り上がりの内に探鳥会を終えることができました。                     桃山御陵探鳥会 2018年2月3日(K)

●見聞きした鳥 天候: 晴れ
マガモ、キジバト、アオバト、カワウ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、キレンジャク、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アトリ、カワラヒワ、シメ、イカル、アオジ、クロジ 33種

                 次の観察会は「探鳥会案内」をクリック

カテゴリーの最近の記事