前日まで冬型の気圧配置が続き、日本海側では大雪で車が立ち往生して渋滞ということもありましたが、探鳥会当日の天気は快晴。寒さも和らぎ絶好の探鳥会日和となりました。宝が池から見える北山や比叡は薄っすらと雪化粧をして、少し美しく見えました。
高野川へ向かう岩倉川沿いでは、黄色の冠羽が綺麗なミヤマホオジロが3羽ほど姿を見せてくれました。枯れた蔦に出てくれたり、常緑樹に隠れてしまったり、皆さんその姿をしばし追いかけました。
ジョウビタキやカワセミがしばしばポーズをとってくれ、カメラを持ってきた人は大忙し。ツグミは柿の実を食べるのに熱心でした。
あるお宅の物干し台の下から出たり入ったりする鳥がいます。大きさはツグミくらいなのですが、少し様子が違います。スコープを当てて見ますと、イソヒヨドリのメスでした。もしかすると巣を作っているのかもしれません。この冬の探鳥会では良く姿を見せてくれたカワガラスが出てくれなかったのは残念でした。
宝が池に向かう途中の桜の森ではルリビタキを数人の方だけが見たようですが、終盤の菖蒲園の辺りではほとんどの人が見られたようです。アトリやイカルが飛び交ってくれたり、ミヤマホオジロが再出現してくれる中、池に到着しました。
オシドリは、雄が3羽雌が1羽。12月の探鳥会では出てくれたキンクロハジロが見つかりませんでした。菖蒲園辺りでは、ビンズイが3羽ほど出てくれたり、カラの混群に出くわしコゲラが近くでドラミングをしてくれたり、飽きることのない探鳥会となりました。どなたかの情報では“入っている”というキクイタダキを目にすることがはできませんでした。 宝が池平日探鳥会 2017年1月26日 inorgsp
●見聞きした鳥 天候:
オシドリ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、トビ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、イカル、カシラダカ、ミヤマホウジロ、アオジ 40種
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