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野鳥とジャズ

以前の室内例会で「野鳥とクラシック音楽」を2回に分けて行いましたが、その音楽シリーズとして今回はジャズに焦点を当てました。
まず、“BIRD”と呼ばれたジャズマン、チャーリー・パーカーをピックアップ。「モダンジャズの父」がなぜ「鳥」と呼ばれるようになったかを説明した後、彼のクインテットが演奏する「Bird of Paradise」を聴いていただきました。
さらに、「Bird Feathers」などパーカーが演奏した鳥ナンバー8曲のうちの2曲と、クリント・イーストウッドが監督した伝記映画『BIRD』のクリップを紹介しました。

    鳥をあしらったチャーリー・パーカーのジャケット

続いて、マイルス・デイビス「Bye Bye Blackbird」、ギル・エバンス「Where Flamingos Fry」を聴いていただき、ジャズでは珍しく鳥のさえずりをメロディにしたデューク・エリントンの「Sunset and Mockingbird」を、実際のモッキンバード(マネシツグミ)のさえずりと比較しながら紹介しました。
女性ボーカル編では、エラ・フィッツジェラルドの「Skylark」などを流した後、カーメン・マクレエがリリースした全12曲が鳥ナンバーという珍しいアルバム「Birds of a Feather」を取り上げました。

    鳥のナンバー12曲を集めたカーメン・マクレエのアルバム

その中から、「Bob White(コリンウズラ)」と「The Eagle and Me」を聴いていただきました。前者は、いろいろな鳥の名前が出てくる歌詞も紹介しました。
例会の途中から若い女性2人が参加されました。1人は最近お試し会員になられた中国からの留学、もう1人はそのお友達の韓国からの留学生。日本語の案内がうまく伝わらなかったのか、「ジャズの生演奏が聴けると思って来ました」とのこと。
期待を裏切ってしまいましたが、例会終了後の雑談では、中国や韓国の鳥についていろいろおうかがいしました。中国では普通の公園にヤツガシラがいるとのこと。逆に、日本に来てアオサギに感動したそうです。
鳥と音楽シリーズでは、今後「野鳥とビートルズ+α」と題してポップミュージックを取り上げる予定です。                           室内例会 2016年8月20日 K.S wrote

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