これまで巨椋では正月(猛禽)と夏(シギチ)の年2回探鳥会を行ってきましたが、それ以外の時期にもやってみようと今回初めて6月に開催しました。アマサギやケリ、あわよくばタマシギも見られたら…という企画です。
ヒバリ
しばらく梅雨が続いた後の晴間のせいか、近鉄向島駅には担当者の想定を上回る40人が集まりました。中には、神戸の実家に帰省されていた東京支部の会員、尼崎市や滋賀県甲賀郡から来られた一般の方もおられます。資料を30部しかプリントしていなかったので、急きょ顔見知りの会員から回収して配布しました。
干拓田をしばらく歩くと、サギが10羽ほど群れています。チュウサギとコサギのようです。識別ポイントを説明しながら、じっくりと観察していただきました。
ベテランの参加者はタマシギに期待しているようですが、なかなか見つけられません。アマサギもまだ現れません。
北側の水路まで歩いてくると、ようやくアマサギの姿が…。夏羽が4羽、冬羽が2羽。「アマサギを見るのは初めて」という方も結構いらっしゃって、全員が双眼鏡やスコープでじっくり観察しました。
その後、オオヨシキリ目当てで宇治川の堤防に上がりました。もうすぐツバメの集団ねぐらが形成される広大なヨシ原からは、あちこちから「ギョギョシ、ギョギョシ」の声が聞こえてきます。灌木の枝に止まって鳴く姿を見せてくれる個体もいます。
なかなか出なかったケリも、堤防の上から見下ろす田んぼの畔にいました。ホオジロやセッカも姿を見せてくれます。
残念ながらタマシギは現れなかったものの、アマサギとオオヨシキリはじっくり見ていただけました。 巨椋探鳥会 2016年6月26日 K.S wrote
●見聞きした鳥 天候: 曇り後晴れ
カルガモ、キジバト、カワウ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ケリ、トビ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、 セッカ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 27種
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