イチヤクソウ
鳥が少ない時期、観察対象を生物全般に広げて楽しもうという趣旨で始めた例会。これまでは6月末に開催していましたが、花がたくさん見られるように、今回は6月4日(土)としました。
シオヤトンボ
ここ大阪市立大学理学部附属植物園は、もともとある野山の植生をそのまま生かしながらさまざまな標本を展示しているため、多様な生物が観察できます。
ベニシジミ
担当者は植物には詳しいものの、虫には疎いので、参加者の中から急きょ“虫博士”を抜擢。チョウやクモなどの同定や説明をお願いしました。
コガネグモ
そして、こういう例会に参加されるだけあって、みなさん生物全般に知識が豊富で、お互いに得意分野を教え合ったり、苦手分野を質問したり…。「♪誰が生徒か先生か…」と歌われる“メダカの学校”のような観察会となりました。
場所によっては、イスノキの虫こぶを眺めながら、コゲラのファミリーを観察し、モンキチョウを目で追うという忙しい場面も…、
東アジア区まで歩くと、ササユリがちょうど満開。昨年は名残りの数株しか見られなかったのですが、今年はあちこちできれいに咲いていました。
いつもどおりユリノキ広場で昼食をとった後、照葉樹林や針葉樹林のルートまで足を延ばし、午後2時に鳥合わせ、花合わせ、虫合わせをして解散しました。 私市自然観察会 2016年6月4日 K.S wrote
●見聞きした鳥 天候: 曇り
アオサギ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 17種
コジャノメ
●樹の花
ネジキ、ヤブムラサキ、ヤマボウシ、キョウチクトウ、アブラギリ、ナンテン、アワブキ、ネズミモチ、ウツギ、ネコノチチ、センダン、ウメモドキ、フユボダイジュ
●草の花
ホタルブクロ、ハルジョオン、ヒメジョオン、イチヤクソウ、ムラサキカタバミ、ニワゼキショウ、ツユクサ、ノアザミ、ドクダミ、ニガナ、ササユリ、タカサゴユリ、ツチアケビ
●虫他
ルリシジミ、ベニシジミ、モンキチョウ、モンキアゲハ、キタキチョウ、コジャノメ、サトキマダラヒカゲ、ヤマトシリアゲ、シオヤトンボ、アシナガバチ、スズメバチ、オオスズメバチ、コガネグモ、ゴミムシ類、コメツキムシ類、カナヘビ、ニホントカゲ
次の観察会は「探鳥会案内」をクリック