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鳥を見ながらリバーサイドウォーク 宇治平日探鳥会

「午前9時頃まで雨、その後は曇り」という微妙な天気予報。小雨が降る中「一人でも参加されれば開催しよう」と意気込んで集合場所に出向いたものの、8時50分になっても誰も来ません。
諦めて帰ろうかなと思ったとき、「リバーサイドウォークはここですか?」と言う若い男性が現れました。聞くと、工学部の修士課程で学ぶ学生さん。続いて、赤ちゃんを抱っこした若いお母さんが「この子は鳥が空を飛ぶと指さして喜ぶので、初めてですが参加します」と名簿に記入してくれました。
さらに、3名の会員が加わり、雨も上がったので、担当者を含めて6名+赤ちゃんという小所帯で出発しました。
JR鉄橋ではコガモ、オカヨシガモ、イカルチドリに加えてカワセミも出現。学生さんとお母さんもスコープを覗いて「ワー、きれい」と感動されています。抱っこされたJ君もトビやドバトが飛ぶと「アー、アー」と喜んでいます。

  スコープにスマホを当てて学生さんが撮ってくれたイカルチドリ

ところが、カワアイサがいる中州あたりに来ると雨がパラパラ…。急きょ傘をさしたり、レインウェアを着用して、しばらくやり過ごしました。
10分ほどすると雨が上がったので、草むらに潜んでいる小鳥を探しました。期待したベニマシコは隠れたままでしたが、オオジュリンが現れ、会員の一人は「初めて」と大喜び。

さらに、イカルチドリの小群が鳴きながら飛び回ったり、上空を50羽ほどのイワツバメが乱舞したり、目の前をハイタカが横切ったり、なかなか忙しい。宇治川名物の越冬ツバメも加わります。
自衛隊駐屯地まで来ると、電線にムクドリが100羽ほど並んでいます。しばらく眠っていたJ君も目を覚まして、「アー、アー」と興奮気味。空を飛ぶヘリコプターにも「アー、アー」。
これまでいろんな探鳥会を担当してきましたが、1歳の参加者は初めて。多分、京都支部の探鳥会でも最小齢記録ではないでしょうか。雨、強風、寒さと天候は荒れ模様でしたが、J君が探鳥会を和ませてくれました。

隠元橋付近で鳥合せをして一旦解散し、希望者3名と担当者で京都大学宇治キャンパスにあるカフェレストランへ。ランチバイキングをいただきながらのアフターバードウォッチングは、いろいろな話題で盛り上がり、2時前までおしゃべりしていました。                        宇治平日探鳥会 2016年2月9日 K.S wrote

●見聞きした鳥 天候: 曇り後雨、一時晴れ・強風
オカヨシガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワアイサ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、トビ、ハイタカ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン 29種

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