メニュー 閉じる

近畿百景1位の展望台から舞鶴の山海の鳥を探す

 平成 27年春のゴールデンウィークは快晴の異常高温続き、冬鳥たちは急速に消えていった 5月3日、午前 9時には 36名の野鳥愛好家が舞鶴西運動広場に集まってくれた。「参加者名簿」に氏名を記入して戴き、「鳥合わせリスト」をお渡しして、伊佐津川左岸を下流に向かって出発する。
 50m歩いた所の相生橋コンクリート下面に、イワツバメが約 40個巣作りを開始しており、橋の周辺を飛び回る。その下流中州にはウミネコが約 10羽休んでおり、アオサギが浅瀬で餌取り、カワウが上を飛ぶ。その先にある高砂橋を渡って川右岸へ出ると、山の斜面にアオサギのコロニーがあり、約 20巣が抱卵にかかっている。
 ロータリーの道と名付けられた五老岳への道を登ると、樹木には名札が付けてあり植物観察も可能である。ホオジロやシジュウカラが飛び、メジロやキビタキが囀る。道はよく整備されており、舞鶴の町を見渡せる所もあるが、急坂もあり、気をゆるがせにすることはできない。道端には、この山で観察できる野鳥や美しい花の写真の展示板もあり、頂上までの距離も所々に明記されている。

 頂上へ登るとリアス式海岸の入り組んだ舞鶴湾、付近の山々、舞鶴の町が一望に出来、近畿百景の第 1位に選ばれている。五老スカイタワーの上からは約 70尾のこいのぼりが春風に舞う。約 20人分のテーブルがあり、昼食をとっていると、山の北側下方からオオルリの囀りが聞こえる。生物同好会の仲間が熱湯を持参しており、食後に紙コップコーヒーをサービスしてくれる。
 12時30分出発、再度ロータリーの道を下り伊佐津川に出ると、中洲で 5羽のカワウが羽を広げ天日干しをしており、芦の中ではオオヨシキリが囀る。
 集合場所へ戻り、鳥合わせをすると、31種の野鳥が出現していた。14時になっていたので、自宅までの安全注意をお願いして解散した。          五老ヶ岳府民探鳥会 2015年5月3日 A. M wrote

●見聞きした鳥 天候:曇り時々晴れ
キジバト、カワウ、アオサギ、イカルチドリ、ウミネコ、ミサゴ、ハチクマ、トビ、コゲラ、サンショウクイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 31種

              次の観察会は「探鳥会案内」をクリック

カテゴリーの最近の記事