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旅支度を始めた冬鳥たち

 京都御苑はウメやアセビの花が咲いて、主役のサクラが咲き競う本格的な春も間近。スズメの声も春めいてきた。
 集合場所の乾御門では、シロハラ、ツグミ、ビンズイ、アトリなどの姿が見え、幸先はよさそうだ。近衛邸跡の池では、住人のカワセミも愛想よく出迎えてくれた。今冬は苑内で2羽のアオゲラが越冬しており、姿やドラミングを見聞きできた。

 「母と子のの森」の水場では、ヤマガラやシジュウカラが人の姿を見ると寄ってくる。何か餌をもらえると期待しているらしいが、野鳥の野放図な餌付けには問題があることを、餌やりをする人たちはわかっているのだろうか? 
 カワラヒワが「ビーン」とさえずっている。迎賓館横では上空を旋回するハイタカがちらりと見えたリ、高木の巣に止まるアオサギを確認したり。このあたり、アオサギのコロニーができてしまったようだ。臭気問題で駆除されるような事態にならなけらばよいが…。迎賓館南の森では、ミヤマホオジロが出現した。モクレンのつぼみが膨らんで、開花も間近と思われた。

 ジョウビタキやシメを見て進むと、鷹司邸跡の芝生に待望のトラツグミが現れた。10分余り観察してから九条池へ向かう。途中、アオバトが高木の梢付近に止まっているのを見つけた方がいた。
 九条池のほとりで「鳥合せ」ののち、解散。
               京都御苑探鳥会 2015年3月15日 Σ

●見聞きした鳥 天候: 晴れ
マガモ、カルガモ、キジバト、アオバト、アオサギ、トビ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、チョウゲンボウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ビンズイ、アトリ、カワラヒラ、シメ、イカル、ミヤマホオジロ、アオジ 33種

               次の観察会は「探鳥会案内」をクリック

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2件のコメント

  1. 高槻のセサミン♪

    Unknown
    15日初めて友人と探鳥会に参加させて頂きました。
    毎週御苑には訪れているのですが、双眼鏡が一つあるだけで野鳥の世界がこんなにも簡単に覗けてしまうのですね。アトリの落ち葉を跳ね上げる様子、可愛いく面白い仕草に感激!トラツグミ、ビンズイ、他にも少し名前も覚えました。
    街中でカラス、ハト、スズメくらいしか見たことの無い私ですが、親切に教えて下さるし、望遠鏡を覗かせて下さるし優しさにも感激しました。
    初めての探鳥会でしたがなんだかハマリそうです。
    明日雨で無ければ鴨川にも参加したいです。

  2. fagus06

    Unknown
    高槻のセサミンさん、コメントありがとうございます。
    初めての探鳥会で野鳥観察の面白さが味わっていただけたようで、私たち
    もうれしいです。
    当会のベテラン会員も、最初は同じようにカラス、ハト、スズメくらいし
    か知らなかったはずですが、野鳥観察の楽しさにハマって、何年か経つう
    ちに、みなさんを案内できるようになったのです。
    今後もぜひ探鳥会に参加されて、バードウォッチングを満喫してくださ
    い。

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