庭にコナラ2本とカシワ1本を植えています。このコナラとカシワ、そして同じくブナ科の落葉樹ミズナラとナラガシワは名前も葉の形もよく似ています。
下の写真は左からコナラ、ナラガシワ、カシワ。ナラガシワは森林総研関西支所の樹木園でいただきました。大きさに差はありますが、シルエットが類似しています。
ややこしいことに、これらのグループは親和性が高いためにハイブリッドが生まれやすく、似たような樹木があちこちで発生しているようです。
例えば、上の3種からは以下のようなハイブリッドが生まれています。
コナラ×ナラガシワ→オオバコナラ
ナラガシワ×カシワ→ホソバガシワ
コナラ×カシワ→コガシワ
これにミズナラが加わると、さらにややこしくなります。
ミズナラの葉
ミズナラと上の3種のハイブリッドは以下のとおり。
ミズナラ×コナラ→ミズコナラ
ミズナラ×ナラガシワ→ナラミズガシワ
ミズナラ×カシワ→カシワモドキ
もう、何が何だか分からない、名前も覚えられない混沌に陥ります。
私はフィールドでこれらのハイブリッドを見たことはありませんが、ただ気づかないだけかも知れません。
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