昨年は降雨中止だったので、4年ぶりの大覚寺となった。活発で穏やかな女子小学生に、おばあちやんに連れられた少々おとなしい男の子も加わった。
庭園に入ってすぐ、ここの大沢池で撮ったアカガシラサギの写真を見せてもらう。着水直前の白い羽を広げた見事な姿だ。だが今は、池には雛を連れたカイツブリ、カルガモ、アオサギ、カワセミだけ。コシアカツバメが飛ぶ。昆虫では辛うじてコシアキトンボを認めたじらい。でも、周囲の樹木や草むらからセミ類、コオロギ類の声が聴こえている。
そのうち、ショウリョウバッタが捕まった。講師の細井先生の得意な講義、解説が始った。各部の形態、色彩の変異、耳の位置、生態など広範囲に及ぶ。草むらを探すと、様々なコオロギ類が飛び出す。鳴き声も多彩。他の昆虫では、樹液を吸いに集まったカナブン、シロテンハナムグリ、アオドウガネ、サトキマダラヒカゲなど。
郊外に出る。いつも通り、カラムシの葉を丸めた中にアカタテハの幼虫。稲が大分実った。この中にスズメが群れをなしており、上をツバメが舞う。畑には、通常の茄子のほか、緑色のものも。オクラが先を上向きにした実をつけているのが面白い。灌漑溝にはカワニナのほかに、シジミもいた。女の子が多数採取したが、農薬が心配なので、持ち帰らずにすべて放す。
今回、すべての生き物を観察の対象としたが、手を広げ過ぎた感じがしなくてもない。でも、楽しみは大きかった。今後は、どうしよう ? 北嵯峨探虫会 2014年8月30日
●昆虫類
エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、モリオカメコオロギ、ツヅレサセコオロギ、クマコオロギ、シバスズ、マダラスズ、クサヒバリ、カネタタキ、オンブバッタ、ヒシバッタ、アブラゼミ、チッチゼミ、ツクツクボウシ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ウスバキトンボ、ハグロトンボ、ギンヤンマ、コシアキトンボ、アゲハ、クロアゲハ、ダイミョウセセリ、クマバチ、ホソヘリカメムシ、ヒトスジシマカ、その他、本文記述分は除く。
●植物
ハス、イチイガシ、ハンゲショウ、スベリヒユ、イヌビユ、アメリカセンダングサ、その他多数。
●見聞きした鳥 天候: 雨後晴れ
カルガモ、カイツブリ、キジバト、ゴイサギ、アオサギ、コゲラ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ 19種
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Unknown
参加しました。植物や虫などなんでも見つけるのは楽しいのですが、「探虫会」に戻って、鳴く虫を愛でるってことをもっとしたいと思いました。虫が沢山鳴く時間に、あれは? あれは? と先生に聞いて沢山教えて欲しいです。身近かで鳴く虫も名前が分からないのが有って、もっと知りたいです。
次回よろしく~。
Unknown
ほんとにそう思います。実は、前に参加者から 6時ごろまでにしてもらはな
いと帰りが遅くなるというお話がありました。それで解散時間を早くしたの
です。次回は、いったん終了して、帰路を急がない方に残っていただくとか
、なにか考えます。今後ともどうかよろしくお願いいたします。