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京都御苑探鳥会

 夏鳥がいなければ、御苑 “池付き” の鳥だけでもいいさ、と覚悟を決めて早めに近衛池に行ってみる。何と、キビタキが囀っているではないか ! 期待したことだったが、子供連れのシジュウカラ一家も池周辺の樹木で採餌中。それに、お山に帰りそこねたか、はぐれコガラが 1羽。これは、中々いけるじゃないかと、早速に探鳥会の店開きをする。

 集合時刻に近づくにつれて参加者が続々と増え、総勢 50名近くに膨れ上がったのには驚いた。いざ、出発。カラ類の声が忙しいが、足下のシャガやオドリコソウなど、春の花は終わり、イノコヅチが茎葉を伸ばしたものの、花はまだ。何とも寂しい。

 宮内庁宿舎南の林でキビタキの歌を聴く。1時間前に近衛池で囀っていた個体であろう。中山邸跡前の砂利道で、何とトラツグミの囀り。ただし、1声のみとは恨めしい。「母と子の森」に入って、アオバズクの巣箱前にたむろしていたところ、府北部から参加した、ある女性が、樹間の気がつきにくい場所に、アオバズクを発見。しばらく、みなさんの足を釘付けにした。その慧眼ぶりに脱帽 ! Bird Bath 前に写真屋さんは不在。メジロだけじゃ当然だろう。ここには、ウグイスカグラが赤い実をつけていた。でも、僅か。

 「コオロギの里」に入って再びキビタキの囀り。比較的近いようだが、目の衰えた小生は姿を探すのは断念した。後続の野鳥講座の受講者たちは、どうだったろうか ? 今日は支部総会を控え、解散時間が迫っているので、ここから先は鳥の姿と声には “眼と耳” を塞いで、脱兎のごとく(?) 終点へ。                                    京都御苑探鳥会 2014年6月1日 T.U wrote

●見聞きした鳥 天候: 晴れ
アオサギ、トビ、アオバズク、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、トラツグミ、ウグイス、キビタキ、エナガ、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 21種

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