私事ですが、この探鳥会で初めての担当者をさせていただくことに。叡電の宝ヶ池駅で何人の方が来てくださるだろうかとドキドキしながら参加者を待っていると、見慣れた方々のお顔を見てホッとする。結局、21名の参加で内3名が探鳥会は初めてとのこと。第1印象は大切…、今日の探鳥会で楽しんでもらえるか?責任重大!!少々、不安に。
宝ヶ池こどもの楽園に移動すると早速、ベテランさんの一人がオオルリを見つけてくださった。みんなでスコープを代わる代わる覗く。初心者の方は、「色がよく分からない」と言われていた。正面向きだと分かりづらかったのだろう。
こどもの楽園から南側の山に沿って道を進むと落ち葉を踏みしめる音が聞こえてきた。人が踏んでいる音とは明らかに違う。やっぱり鹿だ、それも若い個体のよう。山には、藤の花が綺麗に咲いている。山の端に、カラスと交差して飛ぶコシアカツバメをやはり前出のベテランさんが見つけてくださる。私は図鑑を頼りにツバメとの違いを説明した。
季節的にやはり鳥は少なめ。それでも、マガモや石と同化しているイソシギをゆっくり見たり、婚姻色のはっきり出ているコサギ、コチドリなどの水鳥を楽しんだ。松ヶ崎人道橋に差し掛かるころ、上空にはオオタカが出現。不慣れな担当者を哀れに思ってくれたのか、長い時間、飛翔してくれた。
初夏を思わせる晴天の下、少し汗ばみながら高野橋までくると、11羽のヒナをつれたマガモ♀が。ヒナのあまりの可愛さに、みなさん双眼鏡をのぞく目が思わず細くなっていたのではと思われた。マガモファミリーが寄り洲で休む姿を前に鳥合せをし、予定より少し早い解散となった。
この日、担当者デビューをした私。まだまだ不勉強で十分な対応ができず、参加者のみなさんに申し訳ない思いと、担当者としては「ヒナ」とも言える私を気遣いながらさりげなーくフォローをしてくださったベテランさんへの感謝の気持ちを胸に帰途ついたのでした。 鴨川リレー探鳥会 2014年4月27日 A.T wrote.
●見聞きした鳥 天候: 晴れ
マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、ダイサギ、コサギ、コチドリ、イソシギ、トビ、オオタカ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ 27種
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