気温は少々低いが、晴れで恰好の「鳥日和」。今日は珍しくアメリカからのお客さんを迎えたが、流域が荒れているので、果たして、どれほどの鳥を紹介できるか、些か心配である。
まず、渡月橋から右岸上流へ向かってみる。右手の堰上流にカモ類・カワウ・カイツブリなど。渡月橋に戻り、下流域へ。しばらく、中ノ島公園の東端から鳥を眺める。昨秋、水害に襲われたが、わずかに残ったアシの茂みにオオジュリンの姿を探してみたものの、余りにも薄い群落のせいか、立ち寄った形跡はない。
ここから下流域の大きな河川敷は、昨年、すっかり冠水してしまった。今、やっと下草が萌え始めたとろ。これは植生恢復の兆しであろうが、事後、闇雲に伐採された立ち木類が “再生” するには、3年ほどは必要であろう。それまでは、ベニマシコを初め、冬の小鳥類は戻って来るまい。餌も隠れがも、ないからだ。今日ここで見た鳥、モズ・カワラヒワ・ムクドリ・ハシボソガラスが全てだとしたら、何と寂しく、悲しいことか。
松尾井堰の上流に、今日初めてのカワアイサとアオサギ。終着地近くで、間近にカワセミが現れ、わが行列は動かなくなった。
鳥合わせで、D.Weeksさんのために、カイツブリの英名を思わず Dabchick と言ってしまったが、これは Little Grebe のイギリス固有の別称らしい。
因みに、彼の印象に残った鳥は、カワセミとモズだったと言う。
[追記] 翌日、この日に撮られた写真にセッカが写っているのが分かって、出現鳥は 42種となる。 桂川探鳥会 2014年3月9日 T.U wrote
●見聞きした鳥 天候: 晴れ
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、カワアイサ、トビ、チョウゲンボウ、キジ、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、キジバト、カワセミ、コゲラ、イワツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、セッカ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、オホジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 42種
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