1月2日、当支部恒例の「新春巨椋探鳥会」が行われました。
私自身もそうですが、参加者のほとんどが「鳥初め」でしょう。コタツでミカン食べながら正月番組を見ているよりも、寒いけど野外で鳥を見たいという物好きが約30名集まりました。
それに輪をかけて物好きなことに、鹿児島から京都の友人宅へ遊びに来たという若い女性が参加してくれました。お正月の京都なら他に行くところはたくさんあるでしょうに、頼もしい鳥ガールです。
九州には生息しないケリが見たいというリクエストに応えて、特別扱いでじっくり見せてあげました。彼女いわく「あ~、図鑑と同じですね」。
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冬の巨椋干拓田のハイライトは猛禽類。この日も、チョウゲンボウとハイタカが何度も出現しました。
ただ、コチョウゲンボウやハヤブサ、オオタカは姿を見せません。リーダーのFさんのお話では、「古川の拡幅工事のために堤防の木や藪がなくなって小鳥が激減。その小鳥を捕食する猛禽類も減っている」とのこと。
冬の巨椋のもうひとつの見どころは渡りのカラス。ミヤマガラスとコクマルガラスは期待どおり、ハシボソガラスと混群を形成していました。残念ながら淡色型のコクマルは混じっていなかったものの、参加者はしばらくカラス見物で時間を過ごしました。
さて、前述の物好きな“薩摩おごじょ”は、翌日の三川合流探鳥会にも参加するとのこと。はるばる鹿児島から上洛して数日しか滞在できないのに、探鳥会をハシゴするとは見上げたバーダースピリット! 私たちも見習いたいものです。
三川合流では、彼女が期待していたベニマシコやキクイタダキは見られたのでしょうか。※動画は別の日に撮影したものです。
新春巨椋探鳥会 2014年1月2日
●見聞きした鳥(天候/曇)
カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クイナ、ケリ、タシギ、イソシギ、トビ、ハイタカ、ノスリ、カワセミ、チョウゲンボウ、モズ、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ、ツグミ、ニュウナイスズメ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン 34種
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