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ある親子の成長記

もう7月。
カモの雛も大きくなって、急な堰を乗り越えて上流へ行ったのか,
流されて下流へと進んだのか,あちこちに分散していきました。
「かわいい雛がいなくなって寂しいね」が,散歩人たちの合い言葉になりました。

その中の1組の親子。
よほどここが気に入ったのか,堰を登りもせず,流されもせず,
そして飽きもせず,ある一画に留まっていましたが,
とうとう昨日の朝から見なくなってしまいました。

その母子の様子を毎朝追ってみました,

5月11日  多分8日くらいに生まれたのでしょう,10羽が豆粒のようです。

6月3日  3週間ほど見られませんでしたが,ずいぶん大きくなりました。1羽減です。

6月11日  中州で一休み。どれが親だか分かりません。

6月15日  体は一人前ですが,まだまだ甘ったれ,しっかり母さんの後にくっついています。

6月17日  「その調子、うまくなったね」母さんに見守られて餌採り開始です。

6月18日  陸に上がっての休憩はいつもここ。
1羽減ったのは岸辺に近いここで野良猫にやられたのかもしれません。

6月23日  3日続いた雨の後,どうしてるかなと思っていたら目前に降り立ちました。
もうかなり飛べるようです。この頃から親は時々姿を消しています。子離れが近いですね。

6月24日  風切羽もすっかり伸び,親との違いは体の模様が不鮮明なことくらいでしょうか。

6月25日  あら,母さんどこへ行ったの? 不安げな表情。

6月27日  「さあ,今日でお別れ、みんなしっかり生きるのよ」と言ったかどうか・・・。

生まれてから50日目,ようやくの一人立ちです。
固い絆で励まし合い,いろいろの危機を逃れて来た母親は立派です。
あっぱれ,母さん!!

                    ブログ「あれこれ散歩道」より

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