例年より早い梅雨入り宣言があり、天候が危ぶまれたが、薄雲の間から日が差し込む晴天に恵まれ、追分駅南出口を出発しました。
山科区小山の街並を歩くと、次々と軒先やガレージにツバメが営巣し、カラス除けのネットが張られ、住民の方々のツバメへの心配りが分るたたずまいになっています。
音羽川に沿って歩くと頭上から、川の音に負けじとオオルリの声が聞こえてきました。少し遠いが、キビタキの声も聞こえてきます。
桜の馬場に到着すると、カメラマンが集まり、クロツグミを待っていました。またここでは、コサメビタキがエサをくわえ飛び回っていました。どうやら営巣しているようです。
牛尾観音への坂道を上ると、センダイムシクイの声がしました。またすぐ近くでキビタキの声も。少し薄暗い林の中に、オレンジ色が鮮やかな♂の姿がありました。牛尾観音から急な山道を登る途中で、ホトトギス、ツツドリの声もしました。パノラマ台で昼食後、Kさんがタカの姿を見つけ、飛形からハチクマと同定しました。
府県境稜線を歩く途中で、クロツグミの声もしました。急坂を下って西山路傍休憩地で休んでいると、キビタキ、オオルリが競うように姿を見せ、さえずってくれました。
午後2時半、国分団地バス停に到着、鳥合わせをしました。夏鳥は一通り見聞きできましたが、目当てのサンコウチョウは、声も聞かせてくれず残念なことでした。 音羽山探鳥会 2013年6月1日( J )
●見聞きした鳥
キジバト、カワウ、アオサギ、ホトトギス、ツツドリ、ハチクマ、トビ、コゲラ、アカゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、クロツグミ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ 35種
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