桜も青葉になった5月4日は大型連休、寒波が襲来して寒くなっていたが、朝から日ざしが輝き探鳥会ひよりとなった。
与保呂水源地奥駐車場には37名の野鳥愛好家が集まってくれ、午前9時10分全員集合写真撮影後、与保呂川上流に向かって出発した。
ヤマツツジ Rhododendoron obtusm var. kaempferi ツツジ科
右山上からキビタキの囀りを聞きながら、ゆるい川べりの坂道を登って行くと、新芽の伸び始めた広葉樹の間を飛び枯れ木の上に止まって鳴くオオルリが現れる。反対の山にはアグイスが囀り、サンショウクイの「ヒリヒリ」が聞こえた。道ばたではテンナンショウがあちこちで背伸びをするように立ち上がり、川べりにはオニグルミの雄花が垂れ下がっている。
約2キロの川べりの道を歩くと山はだに当り、急坂道となる。この先を右に行くと胡麻峠といい、峠を越えると綾部市老富町に下りる。今日の探鳥会はここで引き返す。
ツクバネウツギ Abelia spathulata スイカズラ科
下り道でツツドリの「ボッボッボッ」を聞いたり、サンコウチョウの「ツキヒホシ」を聞きながら下っていると、用事があって遅れてきた野鳥の会員一人が合流してくれ、参加人数38名になった。
その後、ヤブサメの鳴き声を聞き、みんなで探したりしながら、11時30分には集合場所に戻る。鳥合わせをすると、25種が出現していた。
空は雲ってきてあやしい空模様になってきたので、早々に解散した。 与保呂川上流府民探鳥会 2013年5月4日 A.T wrote
●見聞きした鳥
キジバト、アオサギ、ツツドリ、トビ、アオゲラ、コゲラ、サンショウクイ、サンコウチョウ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メジロ、キビタキ、オオルリ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ 25種
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