時々、愛宕おろしの突風が吹き、帽子が飛んで参加者をあわてさせた。枯ハスの大沢池、カモたちの姿が少なくなって、静かな湖面にカイツブリがピリリーと鳴き、2羽のツバメが舞ってみせた。庭園出口近くの林床、小鳥の姿を探っていたら、紅梅の蕾をスコープの向こうに捉えた。
北嵯峨の小道、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラの混群が、われらをしばらく釘づけにした。今日の後宇多天皇陵の池は、先月とは一転、鳥の姿、鳴き声がまったくなかった。
ところどころ畑の片隅に菜の花が見られる田園は、ホオジロとモズ、ケリがそれぞれ数羽、遠く広沢池上空でミサゴ1羽が数羽のカラスに追われていた。柳の新芽が風に吹かれている広沢池の中央で、カイツブリ10羽の群、少し離れてホシハジロ11羽の群が羽を休めていた。
また、嘴の色が変わったものなど、アオサギ10数羽が池のあちこちで見られた。
北嵯峨探鳥会 (3月21日) K.O wrote
●見聞きした鳥
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ケリ、ミサゴ、トビ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ 37種
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