4月中旬並みの陽気となった3月17日、京都御苑定例探鳥会に集まったバーダーは40人近く。集合地点では、トビ、ビンズイ、シロハラ、ツグミ、シメなどの常連鳥が出現した。ウグイスのさえずりが聞こえ、スズメの声も春めいてきた。児童公園から「母と子の森」へと、いつものコースを進む。近衛邸跡の枝垂れ桜は、つぼみが膨らんで開花間近だ。ここで粘ってカワセミを見た方もあった。ところどころに植えられた梅は満開である。アケボノアセビのピンクの花も咲いている。水場ではヒガラやヤマガラ、それにアオジが出迎えてくれた。
迎賓館東側の木立では、ここで越冬していたクロジの雄が姿を見せる。仙洞御所西側の遊歩道では、アオバトやキクイタダキ、それにマヒワが観察された。あらら!高木にアオサギが止まっている。
九条邸跡の池のマガモを確かめた後、鳥合わせ。期待したトラツグミは残念ながら見られなかったが、34種は3月としては2番目の記録である。 京都御苑探鳥会 3月17日(Σ)
●見聞きした鳥
マガモ、キジバト、アオバト、アオサギ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、カシラダカ、アオジ、クロジ 34種
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック