昨年は雨で中止になりましたが、今年は心地よい天気。しかし、同じ日に瓢箪崩山と大江山で探鳥会が開催されたためか、参加者は少なく、担当者を含めて8名。内輪感覚の気楽な探鳥会となりました。
シャクナゲ (北米産)
カルミア属 ツツジ科
過去2回のコースとは異なり、「シアトルの森」「天津の森」「ブリスベーンの森」があるCコースを歩きました。ところが、あっちで樹の花、こっちで草の花と植物観察が続くので、2時間経っても予定のコースの1/4。帰りのバスの本数が少ないので、途中からショートカットしました。
シーボルトノキ Rhamnus utilis クロウメモドキ科
途中、センダイムシクイやキビタキ、ツツドリなどの声も聞こえるので、耳は鳥に、目や鼻は花にという五感総動員。ゆっくり歩きながら、初夏の森を楽しみました。
コガクウツギ Hydrangea luteovenosa ユキノシタ科 アジサイ属
植物園中央にある長谷池ではカキツバタやキショウブが満開。その花に見入っていると、参加者の一人が上空を指差して「タカ、タカ」。
双眼鏡で確認すると、青空をバックに1羽のハチクマが何回か旋回して北西方面へ飛んで行きました。渡りの途中なのでしょう。
昼食 (ブリスペーンの森)
ユリノキ Liriodendron tulipifera モクレン科
京都府立植物園と違って、山の中にある自然の植生の中にさまざまなエリアの樹木や草が展示してあるので、ハイキング気分で植物観察ができます。神戸では夏鳥のポイントになっているらしく、スコープを持ったバーダー、双眼鏡をぶら下げたグループ、キビタキを狙っているらしいフォトグラファーにも出会いました。
神戸市立森林植物園探鳥会 (5月26日)
●見聞きした鳥
ハチクマ、キジバト、ツツドリ、コゲラ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、ハシブトガラス 14種 (ハルゼミが盛んに鳴く)
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