Mさんの”フィールド”へおじゃまするかたちの探鳥会だ。この方は山科の野鳥事情には精通されているし、ユリカモメのカラーリング調査でも長年ご協力いただいた。地誌にもお詳しいし、また風呂敷、折り紙などの「技」、実に多彩な方なのである。
JR山科駅から山科川の支流沿いを我々一行がガヤガヤとやって来ても微動だにしない犬を横目に毘沙門堂へ向かう。例年ならあちらこちらに鳥の姿の観察される場所だ。もう言うまいとは思うがカラ類が少しいただけであった。そんな時のために Mさんが準備されたのはこの蜂の巣である。
当日最大の山場はノスリの飛翔といったところで、ルリビタキもまともに見られなかったしオシドリも来てなかった。こんな日でも充実感の残る探鳥会となった。それは Mさんのお人柄、話術が大きく貢献していると思っている。密かに、来年は山科川を案内していただこうと考えている。
山科疏水探鳥会(1月29日)
●見聞きした鳥
アオサギ、トビ、ノスリ、ドバト、キジバト、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 25種
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