今にも降り出しそうな空模様の下、参集したバードウォッチャーは28名。鳥仲間が異口同音に「今冬は冬鳥が少ない」と仰しゃる異常なシーズンだが、さて今日はどうだろうか。乾御門からいつものコースをロウバイが咲く児童公園へ。イイギリの真っ赤な実にヒヨドリが集まっている。近衛邸跡の池にはマガモが泳いでいるが、カワセミは姿を見せない。カワラヒワやイカルの群れが再々出現したのが救いか? 祐ノ井付近でアトリの数十羽の群れに出会い、ビンズイもようやく姿を見せてくれた。
「母と子の森」のバードバスでしばらく待ってみたが、水浴びに来る鳥はいなかった。例年ならごく普通に見られるシロハラやツグミの姿がないのが寂しい。迎賓館南側芝生で、低い枝に止まるモズの雌をじっくりと観察。アトリの群れは大宮御所西側の芝生でも、樹上に見られた。例によってアオサギが出迎えてくれた九条池付近で鳥合せ。シロハラやアオジを見た方もあって、終わってみれば出現鳥は昨年と同じ25種になった。
京都御苑探鳥会 1月22日 (Σ)
●見聞きした鳥
アオサギ、マガモ、トビ、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 25種
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