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「うがい」は「鵜飼」

風邪やインフルエンザに注意する時期です。みなさま、毎日うがいをされていますか?
この「うがい」は「鵜飼」に由来するそうです。捕えた魚を飲み込まずに吐き出す様子にたとえて名づけたのでしょう。
漢字表記は「嗽」ですが、1444年(文安元年)に成立した国語辞典「下学集」には、「鵜飼(うがい)嗽(くちすすぎ)也」と書いてあるそうです。「うがい」という言葉ができるまでは「くちすすぎ」と表現していたわけですね。

    

ウはことわざや慣用句によく登場します。理解しないまま納得することを「鵜呑み」と言いますし、逆に納得いくまでよく調べることを「鵜の眼、鷹の眼」と言います。当支部の会報『そんぐぽすと』に同名のコーナーがあるのはご存知の通り。
ただし、語源に関する諸説はあくまでも推測に過ぎず、「うがい=鵜飼」も古書に記されているからといって正しいかどうかは立証できません。そのまま鵜呑みにしない方がいいかも知れませんよ。

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