集合は10時。ゆっくりと支度してお昼までの間、鴨川で野鳥観察しませんか?、と言う主旨で始めたのが鴨川リレー探鳥会。地域ごとに環境が変わり、同時に地域の人々の考えも変わる。まずは地域に住んでいる人々の声に耳を傾けたいと思いながら・・。
七条大橋で参加者の到着を待つ。僅かに残された砂礫地にはユリカモメやサギ類の姿を観察することができた。最近ではユリカモメが琵琶湖に帰らずに鴨川を塒にしているという事実もわかり、ユリカモメの生態が変わってきていることを感じる。
300羽はいるだろうか、右岸側で早々にユリカモメへの餌やりが始まっていた。左岸でも同じように・・。これらの行為がユリカモメが鴨川を塒にするようになった要因なのかも知れない。長い間続けられていた右岸の護岸工事が完成し、河川敷をゆっくりと陶化橋まで進むことができるようになった。
途中、河川敷に車を乗り入れて落ち葉を掃除している人に出会った(業者?)。あちこちに大きな樹があり、草が生え、魚がいて鳥がいる。この鴨川に落ち葉が貯まって何が悪いというのだろうか。落ち葉をかき分け、無我夢中で昆虫を探し求めている野鳥の姿はとても微笑ましい・・。何となく違和感を感じたのは私だけではなかったようで、何故かホッとした(感想文は写真を添えて京都府河川課にも報告する)。
鴨川リレー探鳥会 12月25日 なかむらけいこ
京都新聞記者が同行、翌日の朝刊に記事掲載(クリックで拡大)
●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トビ、ハイタカ、イカルチドリ、コチドリ、イソシギ、ユリカモメ、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス 27種
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