冬のある日、久しぶりに近くに点在する鳥のポイントをミニバイクで廻りました。まず、ハヤブサがいる近所の山。数年前、写真家が集まって車で道を塞いだために住民から苦情が出たのでしばらく遠慮していました。
この日も大阪や神戸のナンバーを含めて4~5台が停まり、大きな望遠レンズが並んでいました。私のカメラはレンズも小さくて列に加わりにくいので早々に引き上げました。肝心のハヤブサは一度飛ぶ姿を見せただけでした。
宇治川ではカワアイサのペアに遭遇
その後、宇治川へ降りてヤマセミのポイントへ。ここにも20台ほどのカメラが並んでいるので、遠慮して下流に向かうと、一心にシャッターを押している人がいます。レンズの方向を見ると、木の枝にヤマセミが止まっています。後姿ですが、私のカメラでも撮れました。
宇治川名物ヤマセミ
次のポイントは巨椋干拓田。昨年はアメリカウズラシギや日本で2例目というウズラクイナが出現した珍鳥の宝庫です。今年もマキバタヒバリが現れたらしく、当日は15台ほど車が停まり、望遠レンズが並んでいました。大阪や神戸のほか水戸、新潟といったナンバーも並んでいます。
私は珍鳥派ではないのと、ここでも何度か写真家と農家の間でトラブルが発生しているので、その列には加わらず、好きな鳥の一つタゲリでも見ようかなと別のエリアをウロウロしました。
鳥の成る木(ムクドリの群れ)
結局タゲリには出会えませんでしたが、うららかな空の下、気ままにバイクを走らせて、あっちでツグミ、こっちでヒバリと、のんびり鳥見を楽しみました。
考えてみれば、遠くからバードウォッチャーや写真家が集まるポイントが半径5km圏内に3ヶ所もあるわけです。2年前にはノハラツグミも現れました。
マキバタヒバリではなく、ただのヒバリ
こんな恵まれた環境なのに、アメリカウズラシギもウズラクイナもマキバタヒバリも見に行きませんでした。珍鳥派には「もったいない!」と怒られそうですね。
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