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京都御苑探鳥会

カワラヒワ(英名: Oriental Greenfinch) Carduelis sinica スズメ目アトリ科
亜種: コカワラヒワC. s. minorの他、冬鳥のオオカワラヒワ C. s. kawarahiba、小笠原産のオガサワラカワラヒワC. s. kittlitzi が知られる

 すごい黄砂だ。1km先はぼやけて見えない。まあ、鳥にはあまり影響はないだろうと予定通り探鳥会を開始。イカルのさえずりが賑やかに聞こえる。あちこちに植えられている枝垂れ桜や桃は満開で、メジロが群がっている。ツグミはいたるところで見られた。
 近衛邸跡の池では、カワセミが一瞬姿を見せてくれた。シロハラも姿もちらほら。石薬師御門付近の芝生に、イカルの大群が舞い降りて採餌している。一体何を食べているのだろうか? 小群のシメもそこここの芝生に。
 「母と子の森」のバードバス横では、越冬している雌のミヤマホオジロが現れて、ほぼ同じ場所で長時間餌探しをしていた。スコープでじっくり観察。シジュウカラやエナガも姿を見せた。

トラツグミ(英名: White’s Ground Thrush) Turdus dauma スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科
亜種: 九州以北にトラツグミ T. d. aureus、奄美大島にオオトラツグミ T. d. amami 、迷鳥として台湾に生息するコトラツグミ T. d. horsfieldiの記録

 いつも通る和風迎賓館東側の遊歩道が工事中で通れないので、迎賓館の西側を南下する。こちら側の芝生は松の木が多いためか、鳥影は希薄である。迎賓館南側の芝生でモズを観察した後、大宮御所西の芝生でじっと動かないトラツグミを発見。スコープで観察しているとジョガーが接近して飛び立ち、「アーア」の嘆声があがる。
 その南の芝生には、50羽ほどのアトリが降りて餌を探している。繁殖期が近づいて色が美しくなってきた。例年よりも数はずっと少ないがビンズイの姿もパラパラと。高木の梢に止まるカワラヒワの黄色が鮮やかだ。
 九条邸跡の池に到着。いつもいるマガモやアイガモの姿が見えない。ここで「鳥合せ」を行い、解散。出現鳥は28種であった。 
                  京都御苑探鳥会 3月21日(Σ)

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●見聞きした鳥
マガモ、トビ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ミヤマホオジロ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 28種

メジロ(英名: Japanese White-eye) Zosterops japonica スズメ目メジロ科
亜種: メジロ Z. j. japonica、シマメジロ Z. j. insularis、種子島・屋久島・久米島、リュウキュウメジロ Z. j. loochooensis、ダイトウメジロ Z. j. daitoensis、シチトウメジロ Z. j. stejnegeri、イオウトウメジロ Z. j. alani の6亜種に区分される。

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