2009年第1回の京都御苑探鳥会とあってか、最近では珍しく40人近い参加者を迎え、いつものコースを歩き始める。児童公園のロウバイが、もう開花していた。
近衛邸跡の池では、カワセミが何度もアンコール出演してくれた。ここでコサギを見るのは久しぶりだ。トラツグミもちらりと姿を見せた。
「母と子の森」の水場では、シジュウカラの群れが集団水浴び。風切羽が1枚抜けかかったルリビタキは、脇の枝に止まって「水浴び、どうしようかな」 と思案しているように見えた。木々の梢にはカラ類やメジロの群れ。コゲラも混じっている。
大宮御所北側の芝生で餌取り中のカシラダカ10羽ほどの群れに、ミヤマホオジロの雌が1羽混じっていた。2年ぶりの越冬か?
年が明けてから、御苑にツグミとカワラヒワの姿がほとんど見られないという「異変」が起こり、どうなることかと心配していたが、カワラヒワは戻ってきたようだ。しかし、ツグミは相変わらず少なく、今日も出現したのは2羽だけだった。
アトリは200羽程度が苑内で越冬していると思われるが、今日は大きな群れには出合えなかった。同様に、苑内のどこかに大きな群れがいるはずのイカルも、出現数は多くなかった。
京都御苑探鳥会(1月18日) Σ
ロウバイ(蝋梅) Chimonanthus praecox ロウバイ科ロウバイ属 落葉低木
●見聞きした鳥
ダイサギ、コサギ、マガモ、トビ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、ミヤマホオジロ、アトリ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 32種
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