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山の辺の道探鳥会

◆古来の道に自然を探してみましょう
          山の辺の道探鳥会 12月7日(日)

 それにしてもみなさん史跡やその来歴に詳しい。半端な下調べなどなんの役にもたたない。のんびりそんな雑談をしながら、コンビニに用事のある方がおられたのでまず立ち寄る、と店の屋根になにやら鳥影が、どうもイソヒヨドリ、たぶんこの場所での観察記録はまだなかったはずで新産地ってことになる。しかし逆光で雌雄の判定は困難を極めた。
 どなたかがこのあたりはもともと林業でなっていたなどと解説されているのを聞きながらコガモが見られるはずの大和川へ到着する、水鳥はバンのみ、後はセキレイ類くらい、この日あちこちでで会うことになるジョウビタキ♂をじっくり追った。

 私はひたすら木々に動くものを探しつづけていたが、ふと振り向くとみなさん石碑を囲んでおられた。大神神社、桧原神社、今回のコースでは一番人通りの多いところだろうか、それでも御陵の茂みにはウグイスが蠢いているし梢にはカワラヒワの群れなどが見られる。
 稜線に目立つ、葉っぱを落とした木にノスリが止まっている、オオタカが飛ぶ、道端の無人販売でつぎつぎ買い物をしてる人、植物に関心のある方々はロウバイの果実、テイカカヅラ、クロガネモチと話しが弾む。

     (総ての画像は画面をクリックすると大きくなります)

 こんどは収穫した黒豆を殻から取り出す作業に立ち止まる。豆ガラはよく燃えていい燃料になるらしい。電線にビンズイが一羽、光のぐあいが良くてとっても奇麗。昼食時間にはノスリが頭上を全速力で通過、たぶん全員が集中したと思う、でもなぜあんなに急ぐ必要があったのだろう。
 下見した頃、目玉商品(オシドリ)がいることにしていた崇神天皇陵の堀。水が抜かれていた。ところが !!、なんという幸運、近くの小さな池に一番(つがい)。というわけで晴天、しかも暖かい、担当者自身とっても楽しめた探鳥会はここらでフィナーレを迎えるのである。”東海自然歩道トレイルセンター”前で”鳥合わせ”、のち解散、天理まで歩くという人たちが出発したあとそれぞれバス停を経て JR桜井線「柳本」駅へ。

●見聞きした鳥
カイツブリ、コサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、トビ、オオタカ、ノスリ、コジュケイ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、ニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 40種 (移入種を含む)

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