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京都御苑探鳥会

 止みそうにない「小雨」をついて参集した熱心なバーダーは5人、黄葉したイチョウの梢に止まるモズを眺めながら「小雨決行」を宣言し、いつものコースを歩き始める。そういえば、10月の京都御苑探鳥会も傘をさして歩いたっけ。きょろきょろと探すが、カラスとヒヨドリ以外の鳥は声も聞こえない。「母と子の森」の水場も、訪れる鳥は皆無だった。
 今秋の紅葉は美しいと予想されているようだが、苑内のカエデなども例年より色鮮やかに紅葉していて、鳥不足をもみじ鑑賞で補う感じになった。
 そのうち、芝生で採餌するビンズイやキジバトの姿が見えたり、メジロの声が聞こえたりして、少しはバードウォッチングらしくなってきた。ハクセキレイやセグロセキレイ、そしてアオサギも遅まきながら出現した。
 11時頃、やっと空が明るくなり、雨も小止みになった。雨宿りしていた鳥たちがいっせいに動き出したようだ。アッ、小鳥の100羽ほどの群れが向こうの樹に止まった。アトリだ! 皆さん活気づく。スコープで見るとツグミが数羽、それにイカルも同じ樹に止まっている。
 結局出現した鳥は18種、雨中の探鳥会としては、まぁまぁといったところか。
         京都御苑探鳥会 (11月16日) Σ

ハシボソガラス( Carrion Crow) Corvus corone スズメ目カラス科
亜種: 日本産は1亜種 C. c. orientalis
異名: まつばらがらす(福岡)、ぼんしられわかるい(アイヌ)、たんぼがらす(佐賀)、やまがらす(岩手)、ちゆうがらす(佐賀)、くちぼそ(青森、新潟)、はまがらす(鳥取)、こがらす(鳥取、島根、長崎)、たいわんがらす(新潟)、いながらす(岡山)、こうやがらす(徳島)、ぢがらす(熊本)
大きさ: L50 W99
形態: 全身黒色で嘴は比較的細く、額は出っ張らず、額とくちばしの間に はっきりした段はない.

●見聞きした鳥
アオサギ、マガモ、トビ、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、メジロ、アトリ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 18種

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