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飛んでいるタカの識別講座3

第3回「サシバとハチクマ」

第3回は、岩間山をはじめタカの渡りで最も数多く見られる、サシバとハチクマの違いについて勉強します。
岩間山では飛来数の7割ほどがこの2種で占められます。
ですからこの2種を識別できれば、飛んでくるタカの7割を識別できてしまうことになるのですが、これは岩間山だけではなく、関西エリアでは同じようなことが言えます。

第2回で勉強した「バランス」がこの2種では大きく違いますので、その違いをしっかりと勉強しましょう。

サシバの特徴

ハチクマよりずっと小さい
翼開長は1m強、オオタカより少し小さい
細めの体型、翼の幅もせまい
ノドの太い線
少し透け気味の風切は厚みが薄く感じます
上面は茶色く見える
胸に横斑、幼鳥は縦斑

ハチクマの特徴

翼開長は約120~130cm、幅広で長い翼
大きく見え、翼も太くりっぱに見えます
体の割りに小さく長く見える頭
頭が突き出して見える
体の色はいろいろ
雌雄、成幼によって特徴が違います(後日やります)

問 題

さて、このタカはサシバ・ハチクマのどっち?
実際の渡り観察現場では、このくらいの大きさあるいはこれ以下で判断しなければならないことも多々あります。

      答えは次回

前回の答え
一番大きいのは 3番 ハチクマ  一番小さいのは 1番 ツミ

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