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ツバメを助ける人、虐待する人

1週間前、知らない女性から「野鳥センターに番号を聞きました」と電話があり、「ツバメのヒナを拾って育てたが、今後どうすればいいでしょう?」とのこと。
6月に巣から落ちたヒナを拾い、自宅でミルワームなどを与えて育てていたが、最近は餌を食べなくなった。6畳くらいの部屋に放し飼いにしているが、野生に帰るかどうか心配、というお話でした。
野鳥の会では「ヒナを拾わないで」と指導していることや、宇治川のツバメのねぐらのことをお伝えし、ツバメのねぐら入りの観察がてら源内で放鳥されるようお勧めして、現地の地図をファックスしました。

       
  みんなもう南へ渡ったかな?(Tさんの写真)

8月4日の探鳥会では5~6万羽のツバメが乱舞していましたし、25日に知人を案内したときもまだ半分以上いたのですが、9月に入ってどれくらいの集団が残っているかは分かりません。そんな不安もあり、放鳥がうまくいったのかも知りたかったので、数日後に電話で確認したら、「集団も見られ、拾ったツバメも飛んで行きました」とのことでした。
「よかったな~」と安心したその翌日、読売新聞に「ツバメの巣を落とした男を書類送検・大津」という記事が掲載されました。頭に糞を落とされたことを恨んで、5年前から毎年10個ほどのツバメの巣をつついて落としていたそうです。世の中には困った人がいますね。
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しかし、多分「宇治川ツバメ探鳥会」の案内記事を見て電話番号を教えたのでしょうが、「野鳥センター」ってどこですかね?

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6件のコメント

  1. yurikamome0403

    Unknown
    ツバメの巣つつき男、あきれた話ですね。まったく大人げないというか・・・。頭に付いたフンは洗えば落ちるでしょうが、失われた卵やヒナの命は戻りません。こういうことをする人間は、きっと何かの形でバチがあたりますね

  2. fagus06

    Unknown
    巣をつつき落すこと自体も異常ですが、それを5年間も続けていたというところには病的なものを感じます。
    最近、こうしたストレスのはけ口を弱者に向ける事件が多いですが、女性や高齢者、子どもだけでなく、ペットや動物、鳥にまで向かっているようです。ニュースにならないだけで、こうした話はもっとあるのかも知れませんね。

  3. bulbul

    Unknown
     身近なところでも毎年ツバメの巣が落とされることがありました。やがて営巣しなくなった。その場所が子孫に受け継がれることがなくなったからでしょうね、それにしても大津の警察、鳥獣保護法違反容疑なんて快挙ですね、こんな例って今まで聞いたことがなかったような…、

  4. 緑の指導員

    Unknown
    ヒナから人間が育てた場合、いきなりフィールドへ放つのではなく京都市野生動物救護センターでリハビリの後、放鳥頂いた方がベスト だと思います。            緑の指導員(鳥獣保護員)

  5. 京都府緑の指導員

    Unknown
    野鳥センターは、桂川野鳥園のことだそうです。
    ちなみに京都市野生鳥獣救護センターは京都市動物園の中にあり、月曜日が休園日です。

  6. bulbul

    Unknown
     緑の指導員さま、書き込みありがとうございます。またいろいろご意見いただけたら嬉しいです。

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