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キビタキやオオルリを探す

奥嵯峨早朝平日探鳥会 7月3日

 このところの暑さを考えて開始時刻をいつもより1時間早め、JR嵯峨嵐山駅7:00集合とした。
因みに開始時点の暑さは手元の暑さ指数計で27℃。
 挨拶を済ませて観空寺谷に向けて出発する。住宅地をぬけて水田地帯に入る。高温障害なのか、ところどころに歯抜けのできた稲田が気にかかる。

 途中コシアカツバメの巣や、暑さで開口呼吸するハシボソガラスなどを観察しながら鯉茶屋を過ぎると川沿いの山道となる。それほど傾斜がないので早朝ハイキングにはうってつけのコースである。

 谷に入るとウグイスやキビタキ、オオルリなどの声が聞こえ始める。耳の良い参加者の解説を聞きながらの探鳥だ。少し行ったところの針葉樹林で待望のホイホイホイが聞こえ、皆でサンコウチョウを探すが見つからない。サクランボをついばむメジロ、波状に飛ぶヒヨドリなどはかろうじて視認できるものの、この時期は耳が頼りである。

 酵素風呂の施設を越えて折り返し地点の広場で、Mさんが持って来てくださったクロチクの花を観察する。120年毎に開花し枯死する淡竹(ハチク)の変種であるクロチクの花は、一生に一度見られるかどうかの貴重品である。

 同じコースを引き返すのだが帰りは帰りの鳥がいる。目の良い参加者が林床で動くものを発見。シシシシという声がするので「虫ですかね?」と声がかかる。いやいやヤブサメだ、しかも数羽いる。一番近くにやってきた個体は眉斑がボヤけ、幼毛が混じっているので幼鳥らしい。ガと思われる虫をくわえた成鳥などを存分に観察し、大覚寺近くの日陰で鳥合わせをして解散した。

●見聞きした鳥
カルガモ 2、キジ 1、キジバト 2、アオサギ 3、ダイサギ 2、コゲラ 1、モズ 1、ハシボソガラス 2、ハシブトガラス 4、ヤマガラ 3、シジュウカラ 3、ヒヨドリ 15、ツバメ 30、コシアカツバメ 5、ウグイス 10、ヤブサメ 4、エナガ 12、メジロ 10、ムクドリ 5、イソヒヨドリ 2、キビタキ 5、オオルリ 1、スズメ 20、カワラヒワ 2、ホオジロ 1、サンコウチョウ 2、ドバト 30
計27種

 

 

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