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のどかな秋の田園で早着の冬鳥を探す

北嵯峨平日探鳥会 10月17日

 今日はようやく秋らしい好天。そろそろ水鳥が池に入る頃だ。集合場所の大覚寺前の木にイカルがやってきて幸先の良いスタート。

 大沢池の水面はヒシの葉が覆い、その上でコガモやマガモが微睡んでいる。わずかに残った水面にはカイツブリの姿が見える。コガモは換羽中のオスで、頬の辺りに赤みが差している。池畔の木々の間を小鳥たちが飛ぶ。常連のメジロやシジュウカラ以外にも渡り途中のコサメビタキやムシクイ類の姿も見える。放生池の高木に1羽ヒタキらしい鳥が止まった。スコープを向けるとエゾビタキだった。旅鳥のこの鳥は繁殖地のサハリンなどから越冬地の東南アジアまで長旅をする。

 田園地帯ではサギ類、セキレイ類もあちらこちらで登場。イソヒヨドリも健在。とりわけモズの数が多く高鳴きも聞こえる。コスモスやセイタカアワダチソウの間をケリやノビタキを探しながら広沢池へ。

 朝、亀岡方面から東に飛ぶオシドリの姿が見えたので期待は高まる。池の西に突き出た観音島から北の遍照寺山の方を見ると、期待通り雄のオシドリが広沢池を2羽悠然と泳いでいた。今日はいつもの杭にミサゴ、池面にはキンクロハジロと見どころが多かった。

 時間も押してきたので釣り殿で鳥合わせをして解散した。

●見聞きした鳥
マガモ2、カルガモ6、コガモ2、キンクロハジロ35、オシドリ2、カイツブリ10、キジバト3、カワウ5、アオサギ6、ダイサギ4、コサギ8、オオバン2、バン4、ケリ1、ミサゴ1、トビ6、モズ8、カケス1、ハシボソガラス10、ハシブトガラス15、ヤマガラ4、シジュウカラ5、ショウドウツバメ3、コシアカツバメ20、ヒヨドリ20、メボソムシクイ1、センダイムシクイ1、メジロ6、ムクドリ4、ノビタキ4、イソヒヨドリ3、エゾビタキ1、コサメビタキ1、スズメ30、キセキレイ1、ハクセキレイ4、セグロセキレイ6、カワラヒワ1、イカル4、ドバト10
計40種

 

 

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