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子供にもどって鳥・虫・花と戯れよう

私市自然観察会 6月1日

 鳥よりも花や虫がメインの観察会、しかも府外にある場所なので、参加者は20人ほどだろうと高をくくっていましたが、受付名簿には30人の名前が並びました。

 大阪公立大学附属植物園の前を流れる天の川では、さっそくイシガケチョウが登場。カワセミも飛んで、初っ端から大忙しの観察会となりました。2日前の下見ではカラタネオガタマの花から甘いバナナの香りが漂っていましたが、当日は匂わず。それでも、タイサンボクやオオヤマレンゲなど同じモクレン科の花のいい香りを嗅ぐことができました。

 そのほか、クサギの葉のビタミン剤のような匂い、クリの花のムッとする匂いも体感しました。臭覚だけでなく、目ではチョウの姿を追いながら、樹上で鳴くキビタキの声を聴き、手で木の葉に触って質を確かめるという味覚以外の五感総動員の観察会。キャッチフレーズどおり、大勢の大人が「子供にもどって鳥・花・虫と戯れ」ました。

 終了後、鳥合せに加えて、それぞれが得意な担当者ごとに花合わせと虫合わせを実施。漏れた種類については、虫に詳しい小学6年の会員がタブレットで撮影した画像を見せながら補完してくれました。

●見聞きした鳥
カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、キビタキ、コサメビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ
計17種
 
●木の花
カラタネオガタマ、キョウチクトウ、タイサンボク、オオヤマレンゲ、ユリノキ、ウメモドキ、ネコノチチ、ウツギ、フユボダイジュ、アブラギリ、アジサイ、クリ、ネジキ、ヤマボウシ、ネズミモチ他

●草の花
ホタルブクロ、ヒメジョオン、ムラサキカタバミ、ニワゼキショウ、ノアザミ、ドクダミ、イチヤクソウ、ワルナスビ、ササユリ、ムラサキツユクサ他

●チョウ
イシガケチョウ、サトキマダラヒカゲ、モンシロチョウ、ナミアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、アカシジミ、ベニシジミ、キタキチョウ、ヒメウラナミジャノメ

●トンボ
ショウジョウトンボ、オオシオカラトンボ、オニヤンマ、ウチワヤンマ

●クモ
ゴミグモ、コクサグモ、ササグモ、イオウイロハシリグモ、ニホンヒメグモ、サツマノミダマシ

●その他の虫
オオスズメバチ、キイロスズメバチ、キアシナガバチ、キオビベニヒメシャク、ウメエダシャク、モリチャバネゴキブリ、ムネクリイロボタル、ノコギリクワガタ、ニホントカゲ、ヤモリ、キイロトラカミキリ、コアオハナムグリ、フタモンウバタマコメツキ、ヨツボシケシキスイ他

 

 

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