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救護された野鳥たちのその後

京都市動物園平日探鳥会 8月30日

 曇り空に風も少しあったものの、集合時間は午後の暑い盛り。講演時間にレクチャールームに集合。救護センターの方から1時間ほど映像資料を使ったお話を聞きました。

 保護された鳥の数は、2022年度では35種60羽。そのうち野生に帰すことができたのは18羽。野生復帰はかなわなかったものの、5羽が動物園内での展示や飼育ボランティアに引き渡されたそうです。

 救護原因は窓ガラスへの衝突やネズミ捕りシートにくっつく事故、猫やカラスによる襲撃などが多く、人間が少し配慮すれば(窓にカーテンを引く、ネズミ捕りシートを野外に置かない、猫は室内で飼うなど)、悲惨な事故を未然に防ぐことができることなどの説明がありました。

 タカやフクロウ類のペリットや羽根を見せてもらった後、野生復帰できず、園内の「京都の森」で展示されている鳥たち(骨折後飛べなくなったユリカモメ、ヒナのときに誘拐されてしまったフクロウ、事故で片方の翼がないハヤブサなど)を見学しました。

 救護の現状を知ってもらうよい機会になったかなと思います。(O)

 

●保護鳥を含み園内で観察した鳥
ユリカモメ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、ヒドリガモ、マガモ、オシドリ、ウズラ、イソヒヨドリ、トラツグミ、アオバト、ホンドフクロウ、ニホンキジ、オオコノハズク、野生のシジュウカラなど
 

 
 

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