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雅な庭園で極上の秋を楽しむ

10月16日 北嵯峨平日探鳥会

 厳しい残暑が予想されたので開始時刻を30分早めた。手持ちの暑さ指数計の数値は既に27.7℃まで上がっている。

 大覚寺前で挨拶をしているとイソヒヨドリが2羽現れた。大沢池はハス、スイレン、ヒシで覆われており、その隙間でカイツブリの親子が採餌していた。子供の方はまだ顔が黒く、白いしまが残っている。ハスの上をカワセミが渡って行った。

 池の南東の木立ちは日陰も多く、時折りモズやヒヨドリの声が聞こえる。50羽ほどのムクドリの群れが園内のあちこちを飛び回り、時には地面をつついている。暑さ指数は28.0℃を超えてはいたが、田園地帯では稲刈りが始まって、この時期ならではの景色が見られるので境内から出ての続行を決め、体調に不安のある方はここで引き返していただいた。

 それでも田園地帯ではいつもと異なる日陰のコースをとった。この地域は今日も2カ所で稲刈りが行なわれていた。稲刈り機の周りをアオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギが取り囲み、飛び上がる虫たちを上手に捕まえる。その上を100羽を超えるコシアカツバメが飛び交う様は壮観だ。刈り取りが済んで間がなく、身の隠す場所もないあぜ際でタシギを発見。長い嘴(くちばし)がよく分かる。広沢池でもカイツブリが採餌していた。鳥合わせをして解散。

 解散時の暑さ指数は30.7°で、ちょっと無理をした感はあるが、この時期ならではの鳥のショーが見られた探鳥会だった。

●見聞きした鳥
カルガモ 8、キジバト 4、カイツブリ 8、タシギ 1、カワウ 1、アオサギ 12、ダイサギ 8、チュウサギ 5、コサギ 2、トビ 2、カワセミ 1、モズ 12、ハシボソガラス 6、ハシブトガラス 4、シジュウカラ 3、ヒヨドリ 6、ツバメ 10、コシアカツバメ 150、メジロ 1、ムクドリ 50、イソヒヨドリ 3、スズメ 20、キセキレイ 1、ハクセキレイ 2、セグロセキレイ 2、カワラヒワ 1、ドバト 10
計27種

 

 

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