『そんぐぽすと』255号を発行
京都支部では、野鳥情報を満載した雑誌『そんぐぽすと』を隔月で会員に無料配布しています。その255号(8月~9月号)を発行しました。
今号は特集を組まず、幅広い分野のさまざまな記事を掲載しました。まず「屋上緑化と野鳥」では、日本野鳥の会の創始者・中西悟堂と大阪のダイビルが1960年代から取り組んだ先進的な事例、海外での事例、その効果を裏付ける調査データなどを紹介しました。
近代初期の鳥類学では「毒を持つ鳥はいない」とされていましたが、1989年にニューギニアで毒を持つ鳥が発見され、その後もいくつかの有毒な鳥が見つかりました。その経緯を「毒を持つ鳥」として記事にまとめました。
また、お盆にちなんで「鳥葬」をピックアップ。チベットやインドで現在も行われている鳥葬について、その宗教的な背景、現地のレポート、日本での風葬について解説しました。
このほか、「バードウォッチングの負の側面」シリーズの第3弾として「野鳥観察を楽しむ自由とその責任」、「カササギが絶滅の危機!」など多彩な記事を掲載しました。