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「読者の声」から生まれたツバメの輪

「読者の声」から生まれたツバメの輪

 先日ご紹介した音羽記念病院に続いて、「ツバメの子育て応援事業」の第2弾です。

 「桜のつぼみがふくらみかけると、毎年家の近くにある京都新聞の販売所にツバメが巣作りを始めます。そうすると販売所の入り口の扉は開けっ放しになります。お店の夫婦はとてもやさしくて、その人柄が私たちにも伝わってきます。(以下略)」。

 京都新聞の「読者の声」に掲載されたこの投稿を読んだ当支部の支部長が、近くの販売所に出向いて「この記事の販売所はどこだろう?」と尋ねて当該の販売所を探し当て、感謝状を贈呈することにしました。

 5月23日、京都新聞西小倉販売所をあらためて訪問。ツバメが巣づくりを始めたのは15年前で、最初は1つだったものが徐々に増え、今年はテントの内側に1つ、店内に4つの巣が作られ、うち3巣で計12羽の雛が確認できました。最も多い年は24羽が巣立ったそうです。

 ご主人は「どっちかというと鳥は苦手」。しかも、店内で新聞やチラシを広げるので、配達の準備をしているとその上に糞が落ちることもあるそうですが、それでも巣を除去せずに15年間あたたかく見守ってきてくださいました。

 「配達員が14名いますが、みんなツバメの雛を見て喜んでいます」とのこと。赤いテントの巣の上にボードが貼ってあるので「何ですか?」尋ねると、「暑いだろうと思って、日除けに」と奥様。

 感謝状贈呈の当日、「読者の声」に投稿された近所の女性に加えて、今回の件を記事にするべく京都新聞の記者もかけつけました。小さなツバメの巣が、新聞販売所、新聞社、その読者である地域の住民、そして本会を結び付けたわけです。

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