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北陸新幹線京都延伸計画について

 鉄道・運輸機構の計画によると、京都市の地下を走る北陸新幹線は巨椋池干拓地で地上に出ることになっています。また、トンネル付近に巨大な車両基地が建設されます。

 巨椋池干拓地は農耕地でありながら野鳥の多様性が豊かで、特にシギ・チドリ類が数多く飛来します。優先して保護すべき「指定希少野生生物」のタマシギをはじめ10種類の「絶滅危惧種」も渡りの中継地として利用しています。

 また、ケリの繁殖地でもあり、その生態解明のための学術研究が行われています。
さらに、「絶滅寸前種」のコミミズクをはじめ猛禽類でも6種の「絶滅危惧種」が生息しています。加えて、日本で唯一ウズラクイナが記録されるなど「珍鳥の宝庫」として全国的にも知られています。

 こうした多様で希少な野鳥が生息する環境を保全するため、日本野鳥の会京都支部は、日本鳥類保護連盟京都、関西ケリ研究会とともに、計画の中止を含めた行政勧告を行使していただくよう、3月10日付で京都府知事に要望書を提出しました。

 これに関連して、「北陸新幹線京都延伸を考える市民の会」主催の以下の市民集会に参加し、「巨椋の野鳥を守る」というテーマで講演を行いますので、ぜひご参加ください。

 

STOP!本気で止めよっ!北陸新幹線京都延伸 市民集会

日 時:4月11日(金) 18:30〜20:00
会 場:京都教育文化センター 103号室
参加費:カンパ制(申込不要・先着順)

18:40〜19:15 「巨椋の野鳥を守る」 日本野鳥の会京都支部
19:15〜19:45 「STOP!!千年の愚行〜”奇跡の不便都市”京都の優れた食と文化」 株式会社ヘルプ代表取締役社長 宗接元信

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