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「最後の羽根講座④」

室内例会「最後の羽根講座④」 7月13日

 今回のテーマは「シギ・チドリなど水辺の鳥の羽根」。イソシギ、タシギ、タゲリなどの標本が次々と回ってきます。講師の植田さんがおっしゃるには「ヤマシギの羽根は結構あちこちに落ちています」。夜行性なので私たちが姿を目にすることはほとんどありませんが、夜に活動した際に落ちた羽根が残っているわけです。そして、「尾羽の内側に銀色の班があるのは、夜にディスプレイするからではないか」とのこと。

 また、「カワウの尾羽根がとても硬いのは、水中で方向転換する際に水圧に負けないため」など、羽根コレクターならではの知見も披露されます。羽根には、普段フィールドで観察する鳥では見られない美しさがあります。例えば、アオアシシギの尾羽根やタマシギの風切り羽根には、日本の伝統工芸品のような精緻さや美しさがあって感動します。

 そんな羽根の美しさと植田さん独自の知見に触れるチャンスも次回8月17日が最後。本部作成の「壁掛け羽根図鑑」をプレゼントしますので、ぜひご参加ください。(S)

 

 

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