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ホークリッジを渡るタカとミネソタ州の鳥

室内例会「アメリカの鳥」7月6日

 毎年アメリカのミネソタ州に滞在する支部会員による室内例会。コロナ後としては初めての開催です。
「ホークリッジを渡るタカとミネソタ州の鳥」と題して、まず現地のタカの渡りの様子を伝えていただきました。

 現地では、足環を装着するためにタカを捕獲しており、そのタカを専門スタッフが手に取って翼や尾羽を広げて解説した後に放鳥するそうです。アメリカの事実上の国鳥ハクトウワシも渡るそうで、最も大きいこの鳥が現れると、小さなアシボソハイタカ、ハネビロノスリなども集まってケトル(ヤカンの蒸気=タカ柱)を形成するとか。

 真っ赤な鳥カージナル(和名ショウジョウコウカンチョウ)や、ミネソタ州では繁殖もする留鳥のヒメレンジャクも紹介していただきました。また、日本では托卵といえばカッコウ類ですが、北米のカッコウ類は托卵しない一方、カウバード(Cowbird、和名コウウチョウ、香雨鳥)という鳥が托卵するらしく、宿主のスズメが自分よりも大きくなったカウバードのヒナに餌を与えている珍しいシーンも見せていただきました。

 このほか、さまざまなキツツキ類、日本とは頭の色が異なるキクイタダキ、オニアジサシ、ペリカンなどたくさんの鳥を写真や動画で見せていただきました。

 

 

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