京都支部では、野鳥誌『そんぐぽすと』を隔月で会員に無料配布しています。その245号(12~1月号)が発行されました。
今号の特集は「観光と野鳥」。野鳥を観光産業として育成している根室市の取り組みを紹介し、野鳥観光の効果と役割に言及しながら、野鳥へのマイナス面にも触れました。加えて、花火が野鳥に及ぼす悪影響についても、京都支部での事例を交えながら紹介しています。
「マイノリティの野鳥観察」では、11月にバリアフリー探鳥会を開催したことを受けて、障害者だけでなく人種的・性的マイノリティのためのバードウォッチングに関するアメリカやイギリスの先進的な取り組みを報告。また、「水俣病と野鳥」では、人間だけでなく魚食性の野鳥も被害に遭った事実を紹介しました。
「日本野鳥の会を支えた文化人」シリーズでは、「②詩人・小説家」として北原白秋、山本有三、井伏鱒二、川端康成を取り上げました。このほか、会員による海外探鳥レポート「コスタリカ サン・ヘラルド・デ・ドタ編」、「REPORT巨椋のシギ・チドリ2023」など多彩な記事を掲載しました。