私市自然観察会 2022年6月2日
3年ぶりにやっと開催できた自然観察会。この間、会場の大阪市立大学付属植物園は大阪公立大学付属植物園に名称変更され、標本木のネームプレートが増え、トイレがリニューアルされました。いつものことながら、あっちでチョウ、そっちで草の花、こっちで木の花と、発見のたびにグループが立ち止まるのでなかなか前に進みません。
やっと動き始めたかと思うと、今度は頭上から聞こえる「ピッコロリ~、ピッコロリ~」の声の主を探して、全員が樹林のドームに双眼鏡を向けます。
視覚だけでなく臭覚や触覚、味覚も使って観察するのが通常の探鳥会と異なるところ。また、担当者だけでなく参加者の中にも虫博士や花博士がいて、それぞれの話を聞きながら、「なるほど!」「へ~知らんかった!」「面白い!」などとやりとりするので、まさに♪誰が生徒か先生か♪の“メダカの学校”状態。
キャッチフレーズのとおり、「子供の頃に戻って、鳥、虫、草と戯れる」ことができました。
●見聞きした鳥
アオサギ、トビ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ 計17種
●花合わせ
(木本)カラタネオガタマ、タイサンボク、ユリノキ、オオヤマレンゲ、キョウチクトウ、ウメモドキ、ネコノチチ、ムラサキシキブ、ウツギ、フユボダイジュ、ヤマツツジ、アブラギリ、ナンテン、ズイナ、アジサイ、ミズキ、クリ、ネジキ
(草本)ホタルブクロ、ヒメジョオン、ムラサキカタバミ、ニワゼキショウ、ノアザミ、ドクダミ、イチヤクソウ、ワルナスビ、ササユリ、ツチアケビ、ムラサキツユクサ
●虫合わせ
(チョウ)ヒカゲチョウ、コミスジ、サトキマダラヒカゲ、モンシロチョウ、ナミアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ♀、アカシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、キタキチョウ、ヒメウラナミジャノメ
(トンボ)ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボ、アオイトトンボの仲間
(クモ)ゴミグモ、コクサグモ、ササグモ、コシロカネグモ、チュウガタシロカネグモ、イオウイロハシリグモ、ウズグモ
(その他)ミドリカミキリムシ、クモヘリカメムシ、マダラアシナガバエ、シオヤアブ、ムネクリイロボタル、キオビベニヒメシャク、ゴマフシロハビロキバガ、モリチャバネゴキブリ、オオスズメバチ、ゴミムシ、クスサン幼虫、ニホントカゲ
私市自然観察会 2022年6月2日(K.S.)