京都支部の会員誌『そんぐぽすと』230号(6月~7月号)を発行しました。今号も4ページ増の36ページです。
特集は「図鑑」。人気ベスト5の図鑑の紹介に始まって、日本初の鳥類図鑑と思われる江戸時代の『訓蒙図彙(きんもうずい)』、近代以降の『有益鳥類図譜』『保護鳥図譜』、さらには三大図鑑と呼ばれる「黒田図鑑」「山階図鑑」「清棲図鑑」などを解説。また、ピーターソンの「フィールドガイド」によって鳥を撃つことなく観察・識別できるようになったことなどを「図鑑の力」として紹介しました。
新シリーズ「鳥たちの受難」では、第1回として「風力発電によるバードストライク」を取り上げ、日本での風車による鳥の被害、洋上風力発電による海外の被害事例、ヨーロッパでの防止対策などを解説しています。
さらに、昨年5月25日、アメリカで「Black Lives Matter」運動が巻き起こったのと同じ日に、セントラルパークで発生したバードウォッチングに関する人種差別事件をピックアップ。全米で展開された「Black Birders Week」を紹介しました。
その他、会員による「舳倉島よもやま話」は3回目、「野鳥画の系譜」の4回目は「江戸時代の博物画」を掲載。また、環境保護運動の起点となった『沈黙の春』の著者レイチェル・カーソンをバードウォッチャーとして紹介するなど、盛りだくさんの内容でお届けしています。広報部
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