当会としては初企画の「現地集合、現地解散の遠出探鳥会」の第一弾として、鹿児島県出水探鳥会を実施いたしました。
宿も交通手段も参加者各人が自ら選んで確保し、何とか現地にたどり着いてね、という投げっぱなしの探鳥会は、さすがに無謀かと思われましたが、意外にも13名もの参加希望者がありました。
新幹線や飛行機、フェリー、レンタカーなど、さまざまな方法で集合場所にたどり着いた参加者&担当者。両日とも出水の東干拓地にある出水市ツル観察センターと隣の西干拓地で探鳥しました。
現地のツル渡来数は出水史上2番目の多さという1万5千羽超。1日目は多数を占めるナベヅルとマナヅルの他、稀種のクロヅル、カナダヅル、出水名物のナベクロヅル(ナベヅルとクロヅルの雑種)に加え、久しぶりに渡来したアネハヅルも観察できました。
カナダヅル
2日目には残念ながら、アネハヅルは観察できなかったものの、残りのツル類やヘラサギ類、ツクシガモ、ホシムクドリなども堪能し、天気はいまひとつだったものの、楽しんでいただけた探鳥会だったことと思います。
クロツラヘラサギ
一日中、多数のツルの声に包まれる体験は、心の深いところに刻み込まれて忘れがたく、他では味わえない貴重なものでした。
鹿児島県出水探鳥会 2020年1月25・26日 カジタマナブ
●見聞きした鳥 天候:
25日 ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クロツラヘラサギ、カナダヅル、マナヅル、クロヅル、ナベヅル、アネハヅル(1)、オオバン、タゲリ、ミサゴ、トビ、ハヤブサ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ホシムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、オオジュリン 36種
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26日 ツクシガモ(13)、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、カナダヅル、マナヅル、クロヅル、ナベヅル、オオバン、タゲリ、タシギ、クサシギ(1)、セグロカモメ、トビ、ハヤブサ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ホシムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ 37種