集合は気温3℃、濃霧の中のJR馬堀駅です。普段よりも早く霧は消えていったものの、解散時まで曇天で気温は上がりませんでしたが、風がなかったのは幸いでした。
はじめに、保津川鳥獣保護区の制定にコウノトリの飛来が関係することや、12月22日現在、亀岡盆地には4羽のコウノトリがいること、毎月の保津川探鳥会の様子などをお話しました。
カワガラスは保津川に流れ込む鵜の川と保津川で、センダンの木がある雑木林では、イカルとシメとヒヨドリの混群にも出合いました。
「何食べてるのかなあ。センダンの実、ヒヨドリは食べてるなあ」などの声が飛び交います。クサシギとイソシギが並ぶように現れたことで、嘴、眼、羽の色合いや模様、足の色、尾羽の振り方などを比較しながらじっくり観察することができました。
保津川に流れ込む小さな川にはヒメガマが群生するような湿地もあり、鳥獣保護区内であっても少し離れた場所で、生息環境の違う種を見る機会もあります。
ヒメガマの穂を手に、ウインナーソーセージが綿菓子に変身するのが面白いと『解体』し続ける方もいました。鳥だけでなく、植物や昆虫・小動物に興味のある方にとっても面白い場所ではないかと思われます。 保津川鳥獣保護区探鳥会 2019年12月22日 N
●見聞きした鳥 天候:霧のち曇り
キジ,ヒドリガモ,カルガモ,コガモ,カワアイサ,カイツブリ,キジバト,カワウ,アオサギ,オオバン,ケリ,イカルチドリ,クサシギ,イソシギ,ミサゴ,モズ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ウグイス,カワガラス,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,キセキレイ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,カワラヒワ,シメ,イカル,ホオジロ,カシラダカ 35種
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