昨年は27名が参加されましたが、今回は7名。担当2名を含めて少人数のアットホームな探鳥会となりました。
今年は木の葉の色づきが遅いようで、カエデ類の紅葉図鑑を用意したものの結局使わずじまい。一方、木の実はムラサキシキブ(紫色)、アオハダ(赤色)、アクシバ(赤色)、サワフタギ(青色)など鮮やかな色が目を引きました。
イカル
肝心の鳥はというと、昨年見られなかったマヒワやアトリの大群が何度も現れて、一同「スゴ~い!」を連発。おまけに、イカルも大群で現れました。
マヒワ
圧巻はクマタカ。帰路、リーダーのHさんが「クマタカの声が聞こえる」と言ってしばらくして、稜線ギリギリを飛翔する大きなタカを発見。空バック・山バックを繰り返しながら、悠々と旋回します。距離も近く、双眼鏡で素のう(喉)の膨らみが分かるほど。すでに10km以上歩いて全員疲れていましたが、ある参加者いわく「クマタカがじっくり見られて足が軽くなりました」。
クマタカ
ところが、もうすぐ解散というときに、最後のサプライズが待っていました。ミソサザイの地鳴きが聞こえるあたりを探していると、茶色い小さな鳥ではなく、オレンジ色の鳥がいます。何と、コマドリ! 鳥合わせのリストにも記載していない想定外の鳥が現れました。
何とか持ちこたえた天気ですが、最後になって雨が降り出したので、大きな木の下で雨宿りしながら鳥合わせをしました。 芦生探鳥会 2019年10月27日 K.S wrote
●見聞きした鳥 天候:
キジバト、アオバト、トビ、ツミ、ハイタカ、クマタカ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、カワガラス、コマドリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、キセキレイ、アトリ、マヒワ、イカル、28種(ツグミSP)
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