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クモタケと修学院の生き物たち

 前日から天気予報とにらめっこでしたが、降水確率30%で何とか実施。集合地点の修学院駅から鷺ノ森神社まで、コシアカツバメの巣、ツバメの2番子など見ながら移動します。

 神社の石垣で早速今日のテーマの地味~なクモタケ探し。このキノコはトタテグモというクモに寄生し、熟すとキノコの頭部が巣穴の外に顔を出す。いくつか見つけた中には、穴から4cm近く突き出た最大級の個体も。
 次はGさん宅のバタフライガーデンで、カラスアゲハの幼虫やチョウの食草観察。

 その後、音羽川沿いを砂防ダムまで歩きます。途中、枯葉についたシンジュサンの繭(まゆ)、フワフワ歩くベッコウハゴロモの幼虫などに驚きつつ進むと、木製の看板に真っ赤なクワガタのようなものが。
 これは近年温暖化で北上を続けるヒラズゲンセイという甲虫の仲間で、カンタリジンという毒液を出すため触ると危険。
 その後、今年植物園でカラスに落とされたエナガの巣を持ってきて、じっくり見てもらったりして神社まで戻りました。

注)ヒラズゲンセイは、特にクワガタ好きな子どもさんには注意が必要です。詳しくは、大阪市立自然史博物館の初宿(しやけ)学芸員のヒラズゲンセイのページをご参照下さい。
          修学院自然観察会 2019年7月6日 K.O wrote

●見聞きした鳥 天候:曇り
カルガモ、キジバト、アオバト、トビ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシ ブトガラス、ヤマガラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクド リ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ 16種

●両生類:モリアオガエルの卵塊
●チョウ類:ルリタテハ(幼虫)、カラスアゲハ(幼虫)、アオスジアゲハ、ヒメウラナミジャノメ、モンシロチョウ、クロアゲハ、モンキアゲハ
●甲虫:ヒラズゲンセイ
●トンボ類:ウスバキトンボ
●クモ類:ヒラタグモ
●菌類:クモタケ

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