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レンゲ、タンポポ、花盛り

    ベニバナトキワマンサク

 私にとっては2月以来の探鳥会。久しぶりの大沢の池を見渡すとオオバンがポツリポツリ、時々カイツブリが姿を見せる。ハスの開花はまだ先のこと。

 大覚寺境内の名古曾の滝跡へは、昨年の台風後やっと行けるようになりました。滝跡までの木立にシジュウカラやコゲラ、地上ではシロハラが採餌中。

 アオバズクの営巣木は台風後の処置で全盛期の面影は全くなく、雄が雌の抱卵を見守るための止まる枝も見当たらないので、今年は繁殖できるのかと気がかりです。心経宝塔ではムクドリが巣材を持ち込み繁殖の準備中。

 大覚寺を後にして御陵さんへの道端の小さな池では、いつもなら2、3種のカモが観察者の目を楽しませてくれるのですが、1羽も見当たらない。しかし深紅のベニバナトキワマンサクは見事でした。

 北嵯峨の田園に出て、モズがポツリと姿を見せました。池の近くの田んぼに来た時です。ケリがこちらをにらむように見ています。恐らく近くで雌が抱卵しているのでしょう。あの金属的なキリキリという鳴き声を発しながら、スクランブルをかけていました。
 広沢の池はすでに満々と水をたたえ、キンクロハジロやホシハジロが4羽。彼らもほどなく北紀行を始めることでしょう。
 今の季節は鳥たちが繁殖に入っているためか、少なめでしたが、耳元をささやくように通っていくそよ風に二十四節気の葭始生(あしはじめてしょうず)の季節感を味わいました。                          北嵯峨平日探鳥会 2019年4月18日 老生物学徒

●見聞きした鳥 天候:
ホシハジロ1、キンクロハジロ8、カイツブリ3、キジバト3、カワウ4、アオサギ2、オオバン10、ケリ3、トビ2、コゲラ4、モズ1、ハシボソガラス1、ハシブトガラス1、ヒガラ1、シジュウカラ4、ツバメ14、ヒヨドリ38、ウグイス2、エナガ1、メジロ4、ムクドリ37、シロハラ1、ツグミ5、イソヒヨドリ1、スズメ15、ハクセキレイ2、セグロセキレイ2、カワラヒワ2、シメ1、イカル2、ホオジロ1、ドバト30、32種

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